いよいよこの講座も最終コーナに差し掛かりました。最後のトピックは “Refugees And Migrants”(難民と移民)です。2023年現在で世界の難民や国内避難民の数は約1億2000万人と推定されています。これは、紛争や迫害、人権侵害、公共秩序の深刻な乱れなどによって故郷を追われた人々の数で、おおよそ日本の人口と同じ規模です。授業ではテキストを使い、リスニングやリーディングを通して世界の難民の実態や国連の機関であるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が行なっている支援について学びました。加えて難民を多く出しているアフガニスタン、シリア、南スーダン、ミャンマー(ロヒンギャ難民)のうち1国を選び、その実態を各自でリサーチして英語でまとめました。最後の課題は「あなたはUNHCRの代表として、難民の実態やあなたが選んだ国の難民の実態、及びUNHCRが行なっている支援について世界の人々に訴えるyoutubeを作成する」です。受講生はみんな視聴者の心が動く感動的な番組を作成するなど、秋学期を通して学生の英語表現力は目覚ましく向上しました。
