2023 Study Abroad Journal

Series “Enriching Learning in the Faculty of International Studies”: Study Abroad Experience Step out of your comfort zone!

This summer, the School of International Studies successfully completed three of the five study abroad programs in the curriculum and four of them. Among the programs that have been completed, (1) a summer short-term language study abroad program for students majoring in Global Studies (University of California, Berkeley, USA), (2) a NICE program for students majoring in Intercultural Studies (NICE Program at the University of Hawaii at Manoa, USA), and ( 3) Students who participated in the Concentration Package Program (Silicon Valley, California, USA, University of Adelaide, Australia) have written of their “transformative & life-changing experience” experiences of studying abroad. In addition, one second-year student has been selected for the double degree program at Kapi’olani University in Hawaii for students majoring in Intercultural Studies, Faculty of International Studies, and is taking on the challenge of studying abroad for one year until August 2024.


  • The School of International Studies offers a short-term summer language study abroad program for first-year students majoring in Global Studies. In the 2022 academic year, 16 students studied abroad at the University of Pennsylvania in the U.S. and the University of California, Berkeley, which have inter-university partnership agreements with FIS. This year, 27 students studied abroad at Berkeley for three weeks, where they were able to develop academic English and comprehensive cross-cultural communication skills to study high-level subject content in English, and through the experience of living in the United States, they were able to directly experience the unique and diverse cultural values of diverse people and the state of society. Each participant was able to return home with great confidence and a sense of self-awareness.
  • The NICE (New Intensive Courses in English) program at the University of Hawaii at Manoa, with which we have a partnership agreement, is a three-week study abroad program for students majoring in international culture. Instead of a dormitory, students have a homestay experience with a Hawaiian family. This year, six students joined this program. Hawaii is the 50th state in the United States with unique cultural and geographic characteristics that belong to the Polynesian cultural region. In this environment, students have the opportunity to not only study English but also take unique subjects such as Food & Culture.
    In the center of Hawaii, a tourist destination with deep historical ties to Japan, participants have a life-enhancing experience by studying with international students from other countries and living with host families.
  • The concentration package program is a program that combines a short-term intensive overseas program in a specific specialized field, including study tours (training, inspections, etc.) and field trips (on-site surveys, etc.), with independent research.
    The overseas short-term intensive programs offered in three specialized fields. In 2023, they were “Global Business (2 options: Silicon Valley, USA and Asia Internship)”, “International Development Support (Manila, Philippines)”, and “English Professional (Adelaide, Australia)”.
    This year, students participated in two of those programs: “Global Business: Silicon Valley, USA” and “English Professional”.
    • “Global Business (Silicon Valley, USA)” Program
      In the “Global Business” program, students with university students from all over Japan visit major US IT companies such as Google and Apple to conduct corporate research, and visit Stanford University to learn about the US IT industry.

    • “English Professional” Program
      The “English Professional” program, which is one of the Concentration Package Programs offered by the Faculty of International Studies, aims to develop high-level English proficiency and prepare students to become professionals such as English teachers. For students, we offer a study abroad program that combines a language program at Australia’s University of Adelaide, which ranks among the top 100 universities in the world, with classroom training and observation at a local school.

 

We would like to introduce some of the learning experiences of students who participated in these programs in the summer of 2023.

シリーズ「国際学部の豊かな学び」:留学体験編

「飛び出せ!世界へ」(Step out of your comfort zone!)

国際学部では、この夏、カリキュラム上で展開している5つの留学プログラムのうち、3類型・4プログラムを無事終了することができました。今回は、終了したプログラムのうち、(1)グローバルスタディーズ専攻の学生を対象とした夏期短期語学留学プログラム(米国カリフォルニア大学バークレー校)と、(2)国際文化専攻の学生を対象としたNICEプログラム(米国ハワイ大学マノア校NICEプログラム)、および、(3)コンセートレーションパッケージ・プログラム(米国カリフォルニア州シリコンバレー、オーストラリア・アデレード大学)に参加した学生からの “Transformative & life-changing experience” に富んだ留学体験記を掲載します。

また、国際学部国際文化専攻の学生を対象としたハワイのカピオラニ大学でのダブルディグリー・プログラムには、2年生の学生1名が選考され、2024年の8月まで1年間の長期留学にチャレンジしています。追って、近況報告をレポートしてもらう予定です。


    • 国際学部では、1年生のグローバルスタディーズ専攻の学生を対象とした夏期短期語学留学プログラムを実施しています。2022年度には、大学間連携協定を結んでいる米国のペンシルベニア大学とカリフォルニア大学バークレー校に16名の学生が留学しました。今年度は、27名の学生がバークレー校に3週間留学し、英語でハイレベルな科目内容を学習するためのアカデミック・イングリッシュや総合的な異文化コミュニケーション能力を育成したり、アメリカでの生活体験を通して、多様な人々が有するユニークで多彩な文化の価値や社会の有り様を直接的に体験することができ、参加者一人ひとりが大きな自信と実感を持って帰国することができました。
    • 連携協定を締結している米国ハワイ大学マノア校のNICE(New Intensive Courses in English)プログラムは、国際文化専攻の学生を対象とした海外短期留学プログラムです。今年度は、6名の学生が留学しました。ハワイでの3週間のホームステイをベースに、マノア校が提供する集中講義NICEプログラムを受講しました。ハワイは、ポリネシア文化圏に属するユニークな文化的、地理的特性を有する米国で50番目の州です。その環境の中で、英語の学習だけではなく、Food & Culture(食と文化)をはじめとするユニークな科目を履修する機会に恵まれました。
      日本との歴史的関係が深い観光地ハワイの中心地で、諸外国からの留学生とともに学ぶことや、ホストファミリーとの生活体験を通じて、参加者はlife-enhancing experience(人生を豊かにする経験)を得ることができました。
    • コンセントレーションパッケージ・プログラムとは、スタディー・ツアー(研修、視察等)や、フィールド・トリップ(現地調査等)を含む特定の専門分野に関する海外短期集中プログラムと自主研究をセットにしたプログラムです。
      2023年度に開設した専門分野に関する海外短期集中プログラムは、「グローバル・ビジネス(米国シリコンバレー及びアジアインターンシップの2コース)」、「国際開発支援(フィリピン・マニラ)」、「英語プロフェッショナル(オーストラリア・アデレード)」の3分野です。
      本年度は、「グローバル・ビジネス(米国シリコンバレー)」と「英語プロフェッショナル」の2プログラムを実施することができました。
      • 「グローバル・ビジネス(米国シリコンバレー)」プログラム
        「グローバル・ビジネス」プログラムでは、日本全国から集まった大学生とともに、米国のIT企業大手のGoogleやApple社等を訪問し、企業研究をしたり、スタンフォード大学を訪問したりするなど米国のIT産業の実情をつぶさに学修することができました。
      • 「英語プロフェッショナル」プログラム
        国際学部が提供するコンセートレーションパッケージプログラムの一つである「英語プロフェッショナル」プログラムでは、ハイレベルな英語運用能力を育成し、英語教員をはじめとした専門職(プロフェッショナル)となることをめざしている学生を対象に、世界大学ランキングのトップ100に入るオーストラリアのアデレード大学の語学プログラムと、現地の学校での授業実習や授業参観をパッケージにした留学プログラムが提供されています。2023年の夏に、4週間のホームステイによる「英語プロフェッショナルプログラム」に参加した学生の学びの一部を紹介します。

       

2023年夏にこれらのプログラムに参加した学生の学習体験の一部を紹介します。

UC Berkeley Program

UC Berkeleyでの貴重な体験」

−国際学部海外短期留学を修了して−

国際学部国際学科グローバルスタディーズ専攻

中野 幹太

快適で発見に満ちた留学生活・「Be interactive!」と 「無知の知」

この夏、私は、カリフォルニア大学バークレー校に留学しました。バークレーや周辺のサンフランシスコはアジア系やラテン系だけでなく、欧州各国からの移民も多く、様々な国の集住地区があるため、多文化共生社会のありさまをリアルに体験したり実感したりすることができました。結論は、「とても過ごしやすいところ」でした。

大学では、ボキャブラリーを学ぶ授業(Academic Vocabulary)と、フィールドワークを行う授業(Berkeley Experience)を受けました。Academic Vocabularyでは、語源について学びました。単語の意味を深く学習することで、単語の成り立ちや多様な語法について学びました。Berkeley Experienceでは、美術館や街の歴史的な建造物を訪ね、自分の目で見て感じたことをその場で英語で話し合ったりしました。

留学に行く前と行った後では英語を話すということだけでなく、「会話」そのものに対する姿勢が大きく変わりました。現地で授業を担当してくださった先生が “Be interactive” という言葉を教えてくださいました。Interactiveとは、「双方向」という意味です。つまり双方向的にコミュニケーションをしようということを言われました。海外では、何か言われたら必ず返し、間違えてもいいから自分の意見を言うことが大切です。これをしないと授業や会話に不参加であるとみなされます。自分が最初に発言するというのは難しいですが、せっかく思っていることがあるのに発言しないのはもったいないと思い、誰かが言う前に自分の考えや意見を発言するようにしました。次第に発言することに抵抗が無くなり、会話が楽しくなりました。また、日本に帰ってからも自信を持って自分から発言できるようになりました。

留学に行って気づいたことは、思ったより自分が日本のことを知らないということです。授業内で、また、大学外で現地の方とお互いの国の話をすることがありました。日本の文化や歴史についてはある程度知っていると思っていましたが、いざ説明しようとなると知識不足でうまく説明できませんでした。現地の方にアメリカの歴史や場所について聞くと、歴史をたどりながら丁寧に教えてくれました。海外の文化を学ぶと同時に、もっと日本のことについても知らなければならないと自分の無知さを再認識しました。

(Berkeley Experienceでのフィールドトリップ:BAMPFA美術館で作品の説明を受けている様子)

留学は主に語学力を伸ばすために行くと思われがちかもしれませんが、ちょっとした気づきが新しい学びのきっかけになったり、海外で活躍したいという気持ちが強くなったりします。物価が高い、ホームレスが多い、無人の車が走っているなどの驚きや発見が連続した3週間という短い滞在期間でしたが、留学し生活した街が好きになりました。

私は、一年生の夏休みという入学後早い時期に海外留学ができ、日本では体験できない様々なことに気がつくことができました。そして新たな目標ができ、その目標を実現するために、今、努力をしています。このプログラムに参加してよかったです。

 

「楽しさ、嬉しさ、難しさ」

―国際学部短期海外留学を修了して−

国際学部国際学科グローバルスタディーズ専攻

三木 彩菜

「楽しさ」、「嬉しさ」、「チャレンジ」に満ちた留学体験と人間関係の大切さの再認識

2023年の7、8月にカリフォルニア大学バークレー校に3週間の短期留学をしました。今回の留学は、「楽しさ」や「嬉しさ」、「難しさ」という3つの単語で集約することができます。アメリカ文化への適応、コミュニケーションの取り方、チップ文化などです。もちろん授業は本当に楽しく、意義のあるものでした。また、フィールドトリップなど、サンフランシスコや大学近辺のバークレーの町並みをはじめとし、様々な場所を訪問するなど「楽しさ」を思う存分味わうことができました。

しかし、楽しさの反面、初めての場所で分からないことを英語で聞いたり、やりとりをしたりすることはとてもチャレンジング(難しく)で、毎回ドキドキしたりハラハラしたりしていました。

一方、今回の留学で同じグローバル・スタディーズ専攻のメンバーと、とてもなかよくできたことを嬉しく思っています。総持寺のキャンパスでは普段話さない

人たちと授業を通して一層仲良くなることができました。また、留学中遭遇したトラブルを、メンバーみんなで協力して自分たちの力で解決することができました。高校の時のように、クラスメートと何かを協力して達成することなど、大学ではないだろうと思っていましたが、日本から遠く離れたアメリカの地で、メンバーが団結して困難(チャレンジ)に立ち向かうことができとことは、とても「嬉しかった」です。

最後に、下の二枚の写真は、授業のフィールドトリップで船に乗り眺めたサンフランシスコです。風が強かったけど、天気が良く、とても気持ちのいい体験をすすることができました。

もう一枚は、大学のキャンパスを歩いている様子です。大学のキャンパスは広大で、何度も道に迷いました。写真は、校外学習に行く途中で友達と話しながらどんな場所に行くのかワクワクしながら歩いている様子です。

New Intensive Course in English (NICE) Program

「貴重な体験ができた3週間」

−国際学部海外短期留学を修了して−

国際学部国際学科国際文化専攻

末広 陽菜

「学び」と「驚き」の連続であった3週間

私は、アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島にあるハワイ大学マノア校で3週間の短期留学をしました。実際にハワイ留学に行き、学んだことや驚いたことがたくさんありました。

ハワイに着いて、初めに学んだことは積極的に話しかけることが大事だということです。ホストファミリーと話すことに初めは恐れていました。初日は、ホストマザーが話を振ってくれましたが、自分から話すことも大事だと思い、次の日からは「今日の授業は何をしたのか」、 「放課後は何をしたのか」 、「週末は何をするのか」などを積極的に話しました。そうすると、話を広げてくれたり、おすすめの店を教えてくれたりするなど、話題が一気に広がりました。また、日常生活で分からないことがあるときには、迷わず質問することで優しく教えてくれるなど、ホストマザーとの関係性が深まり、安心して生活できる人間関係を築くことができました。

大学では、授業についていけるか不安でしたが、先生がとてもエネルギッシュで自分たちのレベルに合わせてゆっくり、はっきりとした英語を話してくれたので理解しやすく、充実した時間を過ごすことができました。毎日朝8:30から12:30まで授業があり、グループやペアでの活動やディスカッションを中心に授業が展開されました。クラスでは韓国からの留学生といっしょに学び合い、多くの友人を作ることができました。また、週に2回、ハワイ大学に通っている現地の学生と1時間程話す時間がありました。私はこの時間がすごく好きで、お気に入りでした。またNICE プログラムの参加者全員でフラをし、フラの歴史や意味を学ぶなど、ハワイ文化に直接触れることが出来ました。

放課後や休日は、ワイキキやホノルルのショッピングモールに出かけ、買い物をするなど、リラックスして過ごすことができました。移動手段はバスがほとんどで、犬をそのまま乗せていたり、水着が濡れたまま乗車している人がいるなど驚きの連続でした。そして、街を歩いていると気さくに話しかけてくれたりすることが多く、みんな優しくてフレンドリーでした。

このプログラムに参加し、英語の力を磨くだけでなく、外国人の友達もでき、異文化に触れることができました。日本では決して得ることができない貴重な体験ができた3週間でした。参加して本当に良かったです。

(ハワイ大学マノア校での修了式)

Concentration Package Program

Global Business: Silicon Valley, USA

将来への道:シリコンバレー・スタディツアー

国際学部国際学科グローバルスタディーズ専攻

Catherina Allenfant

「将来への道」を切り開くきっかけとなったアントレプレナーシップ(起業家精神)文化

 このシリコンバレー・スタディツアーは、私にとって非常に興味深く有益な経験でした。シリコンバレーは技術とイノベーションの中心地であり、世界的に有名なIT企業やスタートアップ企業が集まる場所です。このツアーでは、様々な企業を訪問し、最新のテクノロジーの動向やビジネスの成功事例について学びました。特に印象的だったのは、シリコンバレーのアントレプレナーシップ(起業家精神)文化です。そこでは、失敗を恐れず、新しいアイデアを追求し、協力して成長していく文化が根付いています。この文化から多くのことを学びとり、将来へ向けての道を切り開くきっかけを得ることができました。

 スタディーツアーに参加した後、私は自分自身がより創造的なマインドを持ち、グローバル社会の中でリーダーシップを発揮することができるようになりたいと強く思うようになりました。また、国際ビジネス分野での異なる視点を得たり、新しいアプローチについて理解を深めることができ、これからの私自身のキャリア形成において大いに役立てることができると確信しています。

今回のスタディツアーを通じて得られた貴重な体験、知識や人間関係を、今後の自身の成長と成功に結びつけたいと考えています。

 今回のシリコンバレー・スタディツアーは、9月3日から9月11日まで開催され、日本の各大学から39名、追大からは私1名が参加しました。

開催地であるシリコンバレーは、カリフォルニア州サンフランシスコ湾エリアの南部に位置し、IT産業を支える革新、技術、起業精神と密接に結びついた地域として知られています。ここには、Apple、Google、Facebookなどの世界的に有名な企業がここに本拠地を置くなど、数えきれないほどのテクノロジー企業、スタートアップ企業や、ベンチャーキャピタル企業が集まっており、まさにイノベーションの中心地となっています。

シリコンバレーを歩けば、テクノロジーの息吹を感じることができます。新しいアイデアが芽生え、次世代の技術が生み出されています。ここに住む人々は、イノベーションへの情熱を共有し、一緒に未来を築いていることに誇りを持っています。シリコンバレーは、テクノロジーを生み出している人々の聖地であり、その魅力に引き寄せられる研究者・技術者や起業家・投資家が世界中から集まっています。ここでは、未来

への無限の可能性やエネルギーを肌で感じることができました。

 短期間のスタディツアーでしたが、Apple本社(ビジターセンター)、Computer History Museum、Google 本部キャンパス、日系IT企業の「NTT DATA」、スタンフォード大学、シリコンバレーベンチャーキャピタル・Pegasus Tech Ventures等への視察訪問研修や、サンフランシスコ・ベイエリアでのフィールド・リサーチ等が実施され、プログラムは非常に充実していました。

1. Apple Park Visitor Center

 Apple 本社の特徴的な円形の建物、いわゆる「宇宙船」本社の美しい景色を一望することができる本社キャンパス内のビジターセンターを見学に行きました。Appleらしいモダンでシンプルなデザインが際立つ大きなガラスのパビリオンが迎えてくれます。そこでは、Appleの製品やテクノロジーに関するインタラクティブな展示物がたくさんあります。Apple Storeでは、最新の製品やアクセサリーを手に入れることができ、お土産(Tシャツなど)を買うこともできます。

2. Computer History Museum

 この博物館では、コンピューティングとテクノロジーの歴史に関する貴重な資料や文献を保管・展示しており、そのコレクションは本当に圧巻でした。ここでは、コンピュータ技術がどのように進化・発展し、私たちの日常生活にどのような影響を与えてきたかをつぶさに見ることができます。

3. Google 本部キャンパス

 Googleの本社、通称Googleplexは、未来のテクノロジーの聖地でした。Googleplexは、まさに驚きのオアシスです。オフィスビルが広がり、周りには美しい自然が広がっています。ここは、働く場所としてだけでなく、創造性が芽生え、新しいアイデアが生まれる場所としても有名です。アンドロイド等のアイコン的な彫刻が点在している広大なキャンパス内では、Googleの社員がブレインストーミングを行うなど、日々協働しイノベーションを実現しています。

4. NTT DATA

 日系IT企業のNTT DATAでは、どのようにしてグローバルなIT企業に成長したのかという魅力的な企業発展や企業戦略に関する話をお伺いすることができました。その話がとても刺激的だったので、スタッフとの議論に思わず身を乗り出し、没頭してしまいました。

5. Stanford University

 スタンフォード大学の広大なキャンパス内で、スタンフォード大学で活躍している日本人研究者の石川氏、玉巻氏、および小谷氏による講演がありました。その後、膨大なスタンフォード大学の出版物やアパレル等のグッズが多数販売されている大学の書店へ向かいました。そして、私にとって今回のスタディツアーの最高の瞬間となったスタンフォードメモリアルチャーチを訪問しました。その見事な教会建築は人間の創造性と巧妙さが融合した「建築の驚異」として私の目に映りました。イタリアのロマネスクとビザンチン建築様式が絶妙に組み合わされた教会の空間の中でインスピレーションに似た感覚を得ることができました。

6. Pegasus Tech Ventures

Pegasus Tech Venturesでは、ベンチャーキャピタルとイノベーションの世界に没頭することができました。Pegasus Tech Venturesのチームはプレゼンテーションの中で、彼らの投資戦略について区詳しく説明してくれました。特筆すべきことは、SpaceXへの巨額投資で、宇宙開発における画期的なベンチャーをサポートする未来への投資でした。ベンチャーキャピタルの意図と、技術革新のダイナミクスについてスタートアップが直面する課題等を理解することができました。

その他、スタディーツアーでは、ベイエリアを中心に、Santana Row(ショッピング、ダイニング、エンターテインメント地区)の訪問や、San Franciscoでのフィールド・リサーチ等を実施しました。

7. 起業ビジネスプランのプレゼンテーション

 シリコンバレー・スタディツアーでは、オンライン事前研修で知り合った参加者とのリアルな出会い通じて、友好的で生産的な関係性を短時間で築きあげることができました。また、シリコンバレーの訪問や研修プログラムを通じてその絆をさらに深めることができました。特に、ツアー最終日には、研修を通じて得られた知見や情報、人間関係などを活用し、グループで独自の起業ビジネスプランを作成し発表しました。私たちのグループは、日本でより多くの革新的な機能を備えたサービスを提供するというビジョンに基づき、写真・動画のクラウド共有と、そのために「OBU」と命名したフリマアプリを実際に試作し紹介しました。審査の結果、1位を逃し2位になりましたが、貴重な学びの機会となりました。発表後、グループでビジネスプランの背後にある「なぜ」や「気づき」を十分に説明し得なかったことが原因であったという分析を行うなど、この経験が、自分自身の成長のきっかけとなり、また、効果的なコミュニケーションを行うことの重要性について大切な教訓を得ることができました。

このプログラムを通じて、米国で成功を収めた日本人の講演を数多く聞く機会に恵まれました。B-BridgeのCEOである桝本博之氏、Googleエンジニアの佐藤公一氏や、Mizuho USAの植松裕貴氏の講演、スタンフォード大学の石川氏、玉巻氏、および小谷氏による講演などです。また、Dr. Bruce Patonによるデザイン思考のワークショップにも参加しました。

これらの講演から、アメリカに来た日本人の多くは、アメリカで成功する自分の姿を想像していなかったように感じました。彼らの多くは言語や文化の違いからくる困難を抱え、失敗を経験しながら試行し続け、多くの人々に開かれた心と姿勢を持ち続けることで、最終的にアメリカで成功することができました。これらの人々から受けた多くのアドバイスや感動を胸に、自分の「将来の道」を切り開いていきたいと強く願っています。

 

 

My Silicon Valley Adventure: Exploring Innovation and Entrepreneurship

Faculty of International Studies

Catherina Allenfant

I’m excited to share my recent journey into the heart of innovation: Silicon Valley. As part of a global business concentration package program, I participated in a Silicon Valley Study Tour in September.

Silicon Valley, renowned for its innovation and home to tech giants like Apple, Google, and Facebook, is where groundbreaking ideas thrive, and the next generation of technologies takes root. Being in Silicon Valley feels like stepping into the future, making it a mecca for tech enthusiasts.

The study tour was packed with exciting visits to some of Silicon Valley’s iconic places, including:

  • Apple Park Visitor Center: With stunning architecture offering views of the “spaceship” campus.
  • Computer History Museum: A treasure trove of tech history.
  • Google HQ Campus: A futuristic oasis of creativity.
  • NTT DATA: Providing insights into tech industry success.
  • Stanford University: Featuring lectures and exploration.
  • Pegasus Tech Ventures: A deep dive into venture capital.
  • Santana Row: An experience of luxury shopping and dining.
  • San Francisco: Exploration of the city’s landmarks.

One of the most profound realizations came from listening to the stories of successful Japanese individuals who achieved success in the United States. Many of them didn’t initially envision their success there. They faced adversity, encountered failures, and grappled with the challenges of adapting to a new language and culture. Nevertheless, their unwavering determination and commitment to learning paved their path to success. Their advice has inspired me to discover my true passion and begin planning for my future.

My Silicon Valley Study Tour transformed me, igniting a desire for creativity and leadership. I’m eager to apply my international business perspective in my future endeavors. Silicon Valley’s entrepreneurial culture, which thrives without the fear of failure, has left an enduring impact, motivating me to seize opportunities and continue my journey toward success.

Global Business: Silicon Valley, USA

「英語だけではない、オーストラリアで得た私たちの学び」

−国際学部コンセントレーションパッケージ「英語プロフェッショナルプログラム」を修了して−

国際学部国際学科国際文化専攻

坪井 海妃

宮崎 遥平

會澤 堅進

教えるための英語力を育成し日本の文化を発信!

1.授業参観を通じたTESOLの学習

(アデレードの小学校での英語の授業参観)

このプログラムでは、留学先の語学学校や現地の小学校で実践されている英語が母語でない子どもたち対する英語の授業の参観を通じて、TESOL(非英語話者に対する英語教授法)の理論や教授法を学びました。小学校では、英文法の学習ではなく、日本の小学校英語の授業にも参考になるフォニックスを利用した音声中心の授業が展開されていました。

2.Japanese Culture Workshop

(日本文化紹介のワークショップ)

私たちは、日本の文化を語学学校の学生に知ってもらうためのワークショップを開きました。事前にチラシを作成し、各教室に訪問して宣伝を行いました。当日は、留学生11人、日本人の友達4人、オーストラリアの大学の先生1人の計16人が参加してくれました。日本の文化として、おりがみ、福笑い、割り箸鉄砲を紹介しました。留学生は日本の文化や伝統的な遊びにとても興味を持って取り組んでいました。

3.ホームステイについて

ホストファミリーと過ごす時間が、留学生活の中では最も長く、有意義でした。語学学校では日本以外の国からの留学生もいましたが、日本人学生も多く、ホストファミリーと過ごす時間が英語力を伸ばす絶好の機会となりました。日本と異なる文化にどっぷりと浸ることで、新しい考え方や生活習慣等を直接知ったり、体験したりすることができました。特に、ホストファミリーは私たちを客人として迎えるのではなく、家族としてあたたかく迎えてくれました。留学に行く前は自分の英語が通じるか不安でしたが、ホストファミリーは私たちのつたない英語をしっかりと受け止めてくれ、気がねなく話すことが出来ました。