授業では、学生がグループに分かれて日本のODA(政府開発援助)について調査・発表を行った。各グループには、その国に関わりの深い留学生や興味を持つ学生が加わり、現地視点を交えた議論が展開された。発表では、日本の具体的なODAプロジェクトや現地社会への影響を紹介し、留学生の意見を通じて現地の反応や課題についても考察しました。多様な視点を共有することで学びが深まり、国家間における国際協力の現状、ODAの意義や課題をより実感できる時間となった。以下は学生の感想抜粋である。
「それぞれのプレゼンテーションが、その国のODAについての認識についての調査や考察を詳細にしており、非常に興味深い内容ばかりでした。中国のODAへの認識と他の国のODAへの認識を比べると似通った部分や全然違った部分が見つかりました。中国も他の国と同様にインフラから環境整備まで様々な分野で支援を受けており、日本のODAによる良い影響を知ることができました。これはそれぞれで国の発展や安定に強く貢献しており、ODAとしての役目を果たせているのではないかと思います。ただし、今回発表した国の中で中国とインドネシアはODAについての認知がなく、国民が日本に対してあまりいい印象を抱いていないという問題を抱えています。ODAが終わってからの中国との関係や、これからもODAを続けていくインドネシアとの関係がより良いものになり、より良い協力やODAができるように色々な思惑を持っている政府同士だけではなく、国民同士の交流を深めていく必要があるのではないかと考えました。それに加えて、過去の歴史を日本国民がより深く理解して関わっていく必要があると思います。」