Global Studies 4L: Sustainability as Our Own Matter

国際連合(United Nations)で2015年9月に採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)を通じて、これからの社会のありかたを考える科目です。地球規模(グローバル)から集落規模(ローカル)まであらゆる階層を含むグローカルな視点で、環境、社会、経済の仕組みがどうあるべきかを25名のクラスで学んでいます。SDGsに関する重厚な教科書を読むのは大変ですが、チームごとに担当する章を決めて、順番に要点を発表する形で学び合いが実現しています。1972年にスウェーデンのストックホルムで開催された国連人間環境会議や、1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)など環境問題への対策の流れと、ミレニアム開発目標(MDGs)に代表される、貧困など社会問題への対策の流れとが融合して、現在のSDGsが作られた経緯をまず全員が理解しました。そのうえで、日本や国際社会が直面する具体的な課題や取り組みを概観しています。また、クラスでは夏休み期間中に留学や海外研修をおこなった5組(計9名)の人たちが、自主的に体験談を順番に発表してくれています。これらの活動を通じて、SDGsが遠く離れたことでなく、わがことであることを実感しながら学びを深めているところです。