Project 2B: Learning about learning
In Project 2B, we have been learning about learning. But to have this meta-cognitive discussion on how people learn, it is important that we also
In Project 2B, we have been learning about learning. But to have this meta-cognitive discussion on how people learn, it is important that we also
One of the goals of the English 2A class is to foster intercultural and cross-language competency. To achieve this, we have a weekly class activity
This class discusses the social, cultural, and historical background of European languages and English, (and comparing them with phenomena in Japan). So far, the main
米文学概論は8週目が終了した。前回はリアリズム(写実主義)の特徴とその背景について説明しつつ、その概観を示した。今週は米国のリアリズム文学を代表する三巨頭、すなわちマーク・トウェイン、ウィリアム・ディーン・ハウエルズ、ヘンリー・ジェイムズの三者の作品の特徴・当時と今の評価の違い、各人が作品を通してこだわった表現技法などについて「作品の断片を通して見えてくる各人の特徴に焦点を当て」て学生と一緒に考察した。 ハウエルズに関して言うならば、文壇の大御所としてトウェインやジェイムズを遥かに凌ぐ人気と影響力を有していた。しかし、「当時の読者にマッチ」したハウエルズ的な道徳観を代弁する彼の作品の今日的な評価はすこぶる低い。このような凋落について、学生目線で今日の日本の一過性の流行事例と絡めながら、作品の評価が時代を越えて一定では必ずしもないこと、それを決めるのは誰、又は何かについて「価値観」に潜む政治性・文化性という観点から議論をした。 授業内では、合わせて、トウェインの短編を取り上げて、学生にトウェインらしさについて考察を行わせた。短編の中に盛り込まれた米国全体に広がるイメージの連鎖反応に直に触れてもらい、ディズニーランドのアトラクションではないことを実体験してもらった。
授業では、学生がグループに分かれて日本のODA(政府開発援助)について調査・発表を行った。各グループには、その国に関わりの深い留学生や興味を持つ学生が加わり、現地視点を交えた議論が展開された。発表では、日本の具体的なODAプロジェクトや現地社会への影響を紹介し、留学生の意見を通じて現地の反応や課題についても考察しました。多様な視点を共有することで学びが深まり、国家間における国際協力の現状、ODAの意義や課題をより実感できる時間となった。以下は学生の感想抜粋である。「それぞれのプレゼンテーションが、その国のODAについての認識についての調査や考察を詳細にしており、非常に興味深い内容ばかりでした。中国のODAへの認識と他の国のODAへの認識を比べると似通った部分や全然違った部分が見つかりました。中国も他の国と同様にインフラから環境整備まで様々な分野で支援を受けており、日本のODAによる良い影響を知ることができました。これはそれぞれで国の発展や安定に強く貢献しており、ODAとしての役目を果たせているのではないかと思います。ただし、今回発表した国の中で中国とインドネシアはODAについての認知がなく、国民が日本に対してあまりいい印象を抱いていないという問題を抱えています。ODAが終わってからの中国との関係や、これからもODAを続けていくインドネシアとの関係がより良いものになり、より良い協力やODAができるように色々な思惑を持っている政府同士だけではなく、国民同士の交流を深めていく必要があるのではないかと考えました。それに加えて、過去の歴史を日本国民がより深く理解して関わっていく必要があると思います。」
第1回のブログ以降に扱ったテーマは「Sustainable Cities」と「Endangered Species」の2つです。「Sustainable Cities」では、地域の環境問題を取り上げ、どうすれば都市を持続可能なものにできるかを、世界の都市の実践例を参考にしながら考えました。例えばルクセンブルグでは車やバス等から排出される温室効果ガスを抑制するために、全ての車をEVにするとともに、全ての公共交通機関を無料としています。また、ベルギーのアントワープでは、700kmにも及ぶ自転車専用道路が設備されているなど、これらの例を参考に、ロールプレイとして、学生一人ひとりがCity Plannerとなり、自分が住む街をよりsustainableにする提案を動画で発表しました。次に「Endangered Species」では、今、絶滅の危機に瀕している動物、その中でもパンダを取り上げ、絶滅に追い込まれた理由や保全の方法を学びました。そこで、outputとして、馴染みのある動物の中で絶滅危惧種に指定されている動物を取り上げ、人々を啓蒙するドキュメンタリー動画を作成しました。どの動画も学生の思いが込められた生き生きとした作品となっています。もちろん全ての動画は英語で作成されてます。
グローカル論は受講生92名のクラスで、授業は講義とグループプレゼンテーションで構成されています。以下、受講生の市名優一君に、これまでの授業の様子を報告してもらいました。 ****************************世界的では難民・移民に関する様々な問題が急増しており、日本にとってもそれらは身近な問題となりつつある。本授業では世界の移民・難民をテーマに、どこでどのような問題がおこり、それらはどのように社会に影響を及ぼしているのかの具体的な事例を学ぶ。 授業の形式は、授業内で移民、難民をめぐる現状を様々な資料を通して学び、授業終わりにコメントペーパーを通して質問に答える。さらに1グループ4名から構成されるグループ発表があり「世界&日本の移民・難民、宗教」など指定されたテーマをもとに、それまでの授業で深めた知識、考えを各グループで共有し、日程を分けて発表していく。この活動で、他者の移民・難民に対しての視点、考えを知ることができ、理解と共感を深めることができる。私の班では、定められたテーマの中で、移民と経済について考え、発表した。 また、授業内で、アメリカの移民政策に翻弄され続ける8組の不法移民の家族に密着した政治ドキュメンタリーや、母国の紛争を逃れ日本に難民としてやってきた家族の密着動画などを視聴し、世界、日本における移民・難民制度の悲惨さに触れた。だれもがなりたくて難民になったわけではないと思いながら、周りからの扱いや文化の違いに困惑し、苦しみながらもたくましく生きていくリアルな姿を、動画を通じて学ぶことができた。 このように、本授業ではただ単に講義が進んでいくのではなく、実際に起こっている問題の悲惨さとリアルさを映した動画や資料を見て、現状と理解を深め、グループ活動などを通して、他者の意見や価値観を共有し、それを尊重する姿勢を養うことができるようになっている。この授業は、最初にそれぞれ自分の意見を持つことが大切であり、授業を重ね、理解を深めていくにつれてその意見、考え方がどのように変化していくのか、それとも変わらないのかを自身で体感していくことができる、自分自身を知る講義になっている。
As November arrives, my online classes are reaching their midpoint. At this time, maintaining student motivation (for class participation) becomes a significant issue. In regular
プロジェクト2Eは16名のクラスです。以下、栗田晴奈さんに11月の授業の様子を報告してもらいました。*****このクラスでは各自の研究テーマについて発表し、ディスカッションを行っています。私の研究テーマは「LCCの発展が観光業に与える影響」です。LCCの普及が現代の旅行スタイルにどのように変化をもたらし、観光業にどのような影響を与えているのかを研究しています。今後、航空業界や観光業界の資料やデータを収集していく予定です。他のメンバーの研究も非常に興味深く、例えば「在日留学生のアルバイトにおける言語の壁と就労時間の影響」についての研究では、大学内の留学生を対象にアンケートやインタビューを行い、彼らのアルバイト経験を深掘りしていくそうです。また、映画『グッドウィル・ハンティング』を題材にした「トラウマが子供の成長に及ぼす影響と克服した際の変化」の研究もあり、幼少期のトラウマが個人の成長に与える影響を映画のシーンから研究していくとのことです。ディスカッションを通じて得た気づきを、今後の研究に活かしていきたいと思います。
英語学概説2の授業では、主に英語学の主要分野である、統語論、音声学・音韻論、形 態論、意味論、語用論の5つの分野に焦点を当てて授業を行っています。春学期では、主に人間の文法構造を理論的に分析した統語論の理論である生成統語論に焦点をあて、基本的内容について解説を行った。また、音声学・音韻論では、人間発話行動の基本となる英語や日本語など音声の体系(どんな音があるのか)やそれらの体系が具体的にどのように機能しているのについて分析を行った。秋学期の前半では、英語や日本語などの単語や文章において、意味のはたしている役割について様々な観点(社会的知識、日常的知識、経験、背景など)から、多くの日本語や英語の単語や文章の意味分析を行っている。また、語用論では、我々人間が実際に会話を行う際に、単語や文章をどのように用いて自分の意思(言いたいこと)を相手(聞き手)に含意、推量、皮肉、婉曲を通して的確に伝えているのかを分析している。
国際連合(United Nations)で2015年9月に採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)を通じて、これからの社会のありかたを考える科目です。地球規模(グローバル)から集落規模(ローカル)まであらゆる階層を含むグローカルな視点で、環境、社会、経済の仕組みがどうあるべきかを25名のクラスで学んでいます。SDGsに関する重厚な教科書を読むのは大変ですが、チームごとに担当する章を決めて、順番に要点を発表する形で学び合いが実現しています。1972年にスウェーデンのストックホルムで開催された国連人間環境会議や、1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)など環境問題への対策の流れと、ミレニアム開発目標(MDGs)に代表される、貧困など社会問題への対策の流れとが融合して、現在のSDGsが作られた経緯をまず全員が理解しました。そのうえで、日本や国際社会が直面する具体的な課題や取り組みを概観しています。また、クラスでは夏休み期間中に留学や海外研修をおこなった5組(計9名)の人たちが、自主的に体験談を順番に発表してくれています。これらの活動を通じて、SDGsが遠く離れたことでなく、わがことであることを実感しながら学びを深めているところです。
During a 3-week lecture period, the students have gained a knowledge on a consequence of the global nature of both international and domestic leadership and
This semester, I am teaching the English 2 class for international students and students who already have very high English proficiency. How do you teach
国際開発支援論IIIでは、平和で豊かな国際社会の構築のために活動する開発援助のアクターに焦点をあて、国連、NGO・NPO、政府(ODA)等について、それぞれの取り組みや特徴、課題、事例を交えて理解を深めている。多様な国からの留学生と日本人学生が活発な議論をおこなっており、様々な気づきが生まれる国際的かつエキサイティング場となっている。これまでの4回の授業を通じて、戦後賠償に端を発した政府開発援助(ODA)について、講義やドキュメンタリー映画の鑑賞やディスカッションを交えて、理解を深めてきた。下記は受講した学生の感想文の抜粋である。「授業でドキュメンタリー映画を鑑賞しました。フィリピンのマニラ市街戦についての映像でした。日本も参加していた戦争について学ぶ時、そこに実際にいて攻め込まれた人、攻めた人、そしてその土地に住んでいた人の話を聞くということはなかなかないのでとても貴重な時間でした。私はその戦争の上部のことしか知らなかったんだなと感じました。」“I always thought that talking about sensitive topics such as war was something I should always avoid. But today I realized that talking about it
In the “Applied Studies in Global and Local Cultures” class, we approach multilingual and divers societies in European countries. This class aims to learn about
米文学概論は4週目が終了した。前回は、19世紀前半の米文学を特徴づける「ロマン主義」の特徴、それが起こった背景について、21世紀の日本における個性を重視した「歌い手」や自己表現の様々な形として見ることが可能なYouTuberやVTuberに寄せられる関心と社会的影響力の強さを学生と一緒に概観した。それを承けて、4週目の授業ではロマン主義の中でも独自路線を走ったとされる「個性派」の作家たちを取り上げた。具体的にはエドガー・アラン・ポーとエミリー・ディキンソンである。前者は推理小説の元祖とも呼ばれ、その影響力は日本の推理作家の第一人者である江戸川乱歩のペンネームの由来としても知られている。後者は女流詩人であるが、その硬質なイメージと切れ味の鋭い比喩を駆使した詩を通して愛と死を歌う詩作品によって名を残している。両者に共通して、同調圧力に屈しない「独自色」を挙げることができる。この点については、学生に対してどのように考えるかを問うことで、米文学をより身近な問題系と絡めて眺める機会を学生に提供した。ポーは最良の美的効果を生み出すように計算して作品を書き上げたと言われる。その想像(創造)力の発揮には学生ともども今年度も大いに「美(び)っくり」した次第である。未読の諸氏は、是非ともポーの作品(タイパに適した短編が多い!)に訳本で構わないのでチャレンジして欲しい。
プロジェクト2Eは16名のクラスで、そのうち4名が教職課程履修者です。以下、森村康太君にこれまでの授業の様子を報告してもらいました。*****このクラスでは、主に映画や英語教育について学んでいます。春学期のプロジェクト1では中学生とオーストラリアからの留学生が交流するイベント「門真プロジェクト」の運営を行いました。秋学期は主に映画とグローバルイシューについて学んでいます。映画には雇用問題・人種差別・その他多くの国際問題が含まれていることがあり、それについて議論・発表しています。3回目の授業では、2023年に公開され話題を呼んだ映画『バービー』について、ジェンダー問題をテーマにクラス全員でのディスカッションを行いました。映画以外からでも自身の関心のある社会問題を取り扱い、各自で発表や研究を行うこともできます。本クラスの今後の授業では、教育やその他の社会問題について各自一つのテーマを設定し、研究レポートの作成・発表を行います。この授業では自身の関心のあるテーマを基に、情報法収集を行い、課題に取り組むという社会において重要なスキルを身に着けることができています。
プロジェクトFは受講生16名のクラスで、4週目が終わったところです。以下、受講生の山尾麻菜さんに、授業の様子を報告してもらいました。****************プロジェクト2Fでは、担当教員である小松先生の専門領域であるインドを取り巻く様々な問題について各自で考え、データの収集や分析を行い、それについて得られた結果をレポートにまとめ、発表する。発表後にはほかの学生からの感想や質疑応答の時間があり、発表して終わりではなくフィードバックがあるため次につなげることができる。この時間があるため、発表者だけでなく、質問者側も問題や発表に対しての視野が広がり成長を感じることができる。 秋学期では最終レポートに向けてレポートの書き方を復習しつつ、練習を踏まえてテーマが決められた小レポートを2回書く(一回目は食文化について)。これもまた2人にピアレビューしてもらうため、毎回新たな発見や良いなと思う表現や書き方を見つけることができる。文字だけで見れば難しいと感じるかもしれないが、授業中は全員が意見を出して議論できる、とても楽しみながら学べる講義である。
Hiruta:この授業は「sustainable society」をキーワードに、地球温暖化、エネルギー、人権、難民など、地球規模で深刻化する問題を解説する英文を読んで、その内容を批判的に分析し理解するとともに、課題を「我が事」として捉え、解決に向けた自分の考えを他者と議論し、自分の主張を英語でプレゼンテーションができるようになることを目的としています。また授業では英語による発信力を高めるため、グローバルな課題に対する問題意識とともに、「文脈の中での語彙習得」「ノートテイキングを活用したリスニング」「グループワークによるリーディング」「英語でインプットした内容に関するディスカッション・プレゼンテーション」など、高度な英語運用能力を養成する授業を展開しています。 第1回目の課題として、世界で行われているゴミ問題の解決策についてリサーチした上で、role playとして、市長の立場で市民にゴミ対策を訴えて市民の協力を得る動画を作成しました。学生は市長になりきった気持ちで市民に語りかけるなど、とても面白い動画ができました。 https://www.youtube.com/watch?v=QhQOBWV9is4
During a 3-week lecture period, the students have gained a knowledge on a consequence of the global nature of both international and domestic leadership and
2024年度秋学期の「国際開発支援論特殊講義 I」は、「参加型開発」をメインテーマとして10月4日から開講されました。「裕福な国から貧乏な国への支援」、「経済開発を重視した上からの支援」、「まずは富裕層を増やし、そこから富がしたたり落ちる形での貧困層の支援(トリクルダウン)」といったような旧来のアプローチに対する反省をもとに提唱され、実践されてきたのが参加型開発です。授業では、「開発とは何か?」、「参加型開発とは何か?」など、基本的な概念について考えます。そして、「市民参加のはしご」、「内発的発展」、「既存の資産をもとにした地域共同体の発展」など、参加型開発と関連する理論を学びます。加えて、プロジェクト・サイクル・マネジメント、コミュニティ・マッピングなど、参加型開発に有用な手法のいくつかを授業内で実際に試してみます。このように、理論と手法を車の両輪として備えつつ、受講する学生ひとりひとりが参加型開発の小規模プロジェクトを設計していきます。
In my class, I have taught the bases in the structure of English language. The main question is as follows: What is English Linguistics? The
This fall semester, we will focus on Global marketing strategy to provide students with practical steps for growth. Marketing is considered one of the fundamental
This semester, students learned about teaching and learning. They thought about different levels of knowing and how those levels can be demonstrated in different ways.
国際地域文化関係論(基礎)は受講生107名のクラスで、授業は講義とグループプレゼンテーションで構成されています。以下、受講生の岸崎光有さんに、これまでの授業の様子を報告してもらいました。 **************************** 本授業では、社会における宗教文化が人間の生活にどのような影響を及ぼすのかを、特に宗教の多様性が顕著なインドのヒンドゥー教とイスラム教を事例として学ぶ。それぞれの宗教の教え、儀式、祝祭、歴史、そして社会・政治との結びつきについて学ぶことを通じて、宗教が人々の生活や社会全体にどのような影響を与えているかを理解する。四人一組で構成するグループプレゼンテーションでは、学んだことを共有し、ディスカッションを通じてさらに理解を深める。各グループは特定の宗教や宗教的現象について調べ発表する。この活動を通して、他者の視点を学び、異なる宗教や文化に対する理解と共感を深めることができる。 また、授業の一環として9回目にゲストレクチャーが行われた。イスラム教に改宗した本学の先輩に来ていただき、宗教との出会いや周囲の人々の宗教観、改宗後の生活の変化などの貴重な体験を共有していただいた。実際に異なる宗教背景を持つ人々の話を聞くことで、教科書や理論だけでは得られないリアルな理解を深めることができた。さらに、宗教対立について学ぶために「Mr. And Mrs. Iyer」という映画を鑑賞した。この映画は、ヒンドゥー教徒ではない人々が無差別に殺されるという宗教対立の現実を描いている。映画を通して、宗教対立がどのように始まり、無実の一般市民がどのように巻き込まれるかを学んだ。また宗教対立の恐ろしさと、その背景にある人間の心理や社会的要因について深く考えることができた。 このように、講義を受けるだけではなく実際に見て聞いて学んだことを発表することで、「宗教」についての理解を深めることができる。宗教に関する知識を深めるだけでなく、異なる視点や価値観を尊重する姿勢を養うことができ、これらは多様性が求められる現代社会において重要な学びである。
The final unit in the English 1 (Top Tier) course asked students to compose a critique, which in our class means a piece of writing
This class has entered its final stage. The final subject is Russia’s invasion into Ukraine. Why did Russia invade Ukraine? The causes can be traced
アメリカ歴史・文化講義は13週目が終了した。前週の授業では、冷戦(の始まりと終わり)について資本主義と共産主義という対立軸が徐々にアメリカニズム、対、反アメリカニズムへと変化していく様態について学生と一緒に考察した。日本の歴史において、特に第二次世界大戦後の日本と米国の蜜月は無視することができない。もちろん、その裏には強大な米国の一部として組み込まれ、51番目の州と揶揄されながらも、両者の融和と新しい関係性の構築を模索する努力が潜んでいることは付記するに値する。 13週目の授業では、米国の歴史と文化を総括するという観点から、総合的な課題に学生は取り組んだ。それを通して、21世紀の日本の風景にどれほど米国の影響が溶け込んでいるのかを学生が改めて思考するきっかけとなることを期待する。海の向こうメジャーリーグでは大谷選手を始めとして多くの日本人選手が活躍している。これが当たり前の風景になるまでの日米野球史を紐解くだけでも、米国の歴史と文化、そして何よりもアメリカニズムの名の下に米国(人)中心主義を掲げてきた米国の矜持とその裏に見え隠れする度を越した不安症を抜きにしては語ることができない。 米国は今なお、自らのアイデンティティを模索し続けている。日本の大学で米国の歴史と文化を学ぶことを通して、日本が米国の探求する「あるべき姿」にどのように参与し得るか、そして、その担い手として学生は何ができるのか。グローバル化社会只中の今、それを自ら思考し行動する一助として、この授業における学びが役立つことを切に願う。
In my Independent Study class on translation, each of the students is working on their own individual project. All of the projects involve a topic
There were four reports in this course that the students submitted during the semester. Each of the first three reports had a different topic, referring
Through our 13 classes on the topics of the Hospitality and Services in wide-ranging sections, each member in this class continued to research their projects
English 3 is a required English class for sophomores. The title of Unit 4 was “Danger Zones”. We studied natural disasters throughout the world. As
During a 8-week lecture period (May-June), the students have gained a stronger understanding and skills on the global nature of international business. Examples include a
My commitment to enhancing the educational experience extends beyond the virtual classroom. I am trying to launch a web-based learning system that uses CSV adaptive
In Independent Study K, students are being encouraged to think about “translation” and “the use of multiple languages” (multilingualism) together. However, thinking about “translation”, which
In English 3 (Communication), students just finished making group presentations based on a fictional “themed” trip to Japan. All semester long, students have been building
Everyone in this class made a presentation in this month. Presentation topics covered the contemporary issues, hospitality, and services from the perspective of the SDGs
アメリカ歴史・文化講義は9週目が終了した。前後の時代と区別する際の利便性のため、人は「○○時代」というラベルをやたらと貼る傾向にある。さしずめ、今の日本は「ポストコロナの時代」只中ということで意見の一致を見るだろう。さて、今回は第一大戦後の米国の空前の繁栄期「ジャズ・エイジ(ジャズの時代)」を取り上げて学生と一緒にこの繁栄の時代の表と裏について、解説を適宜入れながら考察を深めた。 戦後の好景気に支えられて、米国人は繁栄を謳歌する。しかし、それは長続きしない。1929年にはニューヨーク市で起こった銀行の倒産を起爆スイッチとして世界を巻き込む大不況(世界恐慌)が起こる。短期間であるが故に、人々の記憶と記録に残った稀有な時代と呼んで構わないかもしれない。20世紀の終盤の日本が目撃したバブルとその崩壊を特集した記事を読み、それとジャズ・エイジが絶妙にシンクロしていることを学生と一緒に確認した。なお、日本の場合はジャズではなくて、ディスコを彩ったアップテンポでデジタル加工されたダンスミュージックだったことにも言及した。 日本のバブル期にはユニークな女性のファッションが目立ったが、ジャズ・エイジの女性たちもそれに負けてはいない。短髪、ミニスカート、真っ赤な口紅。彼女たちは夜な夜なダンスパーティに出かけ、男性と交わる。「新しい女性」の姿を米国社会に見せつける。 関連して、1920年に米国では憲法修正を受けて女性に選挙権が付与される。長く抑圧されてきた女性が遅ればせながら解放される。ただし、これらの明るい側面の裏で、禁酒法の施行による締め付け、共産主義に対する過剰な警戒と排除、が時代を保守色に染め上げる。ジャズ・エイジを顧みれば、躁と鬱が同居する実に奇妙な時代であったと言える。
On September 16, 1620, the Mayflower, carrying only 102 English people, sailed to America in search of the New World. However, after a tough voyage
During the past several weeks of the Spring Semester, the class listened to oral presentations by the teams, each of which consists of four to
Research Project 3Cは受講生12名のクラスで、9週目が終わったところです。以下、クラス代表の泉 慶祐君に、これまでの授業の様子を報告してもらいました。 ****** リサーチプロジェクトとは4年生から始まる少人数ゼミです。担当教員である小松先生の専門インドを中心に、日本とは違う異文化、問題、ジェンダーを学ぶことで幅広い視点を養うこと、また疑問に対する漠然とした感想を明確な意見にすることを目標としています。およそ10人程度のクラスでは、冒頭で関心を持ったニュースについて発表する機会、そして実際にインドに関連する資料を読み込み、3度発表する機会があります。ニュースはインドのみならず、国内、国際、あるいは個人的なことも含み、事物に対する感想、疑問などを考えることで、レポートや発表の地盤作りとなります。資料の発表は各々が関心を持ったインドに関する資料を要約し、毎週レジュメを配布し発表しています。だいたい二回ずつ発表が終了したところですが、レジュメは各々の考えや重要視した方向性をまとめる機会となっており、ひいては卒業論文に役立つでしょう。多文化かつ諸問題を抱える国インド、このカオスを通じて学べない異文化、疑問に思わない問題はありません。
In the second quarter of this semester, the students have been provided with a comprehensive understanding of the principles and practices of international leadership. This
Now, the students in English 1 have gotten used to the different threads in the course: vocabulary, the standard reading exercise, extensive reading, the writing
In our exploration of business concepts, we delve into the dynamics of market forces, the principles of entrepreneurship, and the strategies for effective management. Through
日本に短期滞在しているアメリカの大学生のために、1.オリジナルのカルタ、2.書道、3.チャンバラをJapanese Culture Workshopとして行った。まず、日本の学生とアメリカの大学生がペアになり、すべてのアクティビティを英語でコミュニケーションをし、協力して行っていた。習字の際にアメリカ人学生からは「習字は何歳から学校で習うのか?」「どのぐらいの数の漢字を知っているのか?」という質問があった。 ワークショップを行った運営した学生は「とてもとても緊張しました。練習した通りには出来なかったので、練習不足でした。」「今回良かったことは、留学生に楽しんでもらえたことです。改善点は、英語力です。英語を暗記してワークショップを行ったので、一つの単語が飛んだら頭が真っ白になって、英語が出てこなくなってしまったので、丸暗記せずに自分が今使える英語で説明できるようにしたいと思いました。」という反省点を書いていた。 サポート側の学生は、”I thought I have to practice speaking in English. That is because when I talked to with international students, I sometimes
ビジネスで継続的に収益/利益を上げるためには、どんな会社でも知的財産(「知財」)を有している必要があります。これは小規模な会社でも同じです。知財には、著作権、特許、意匠権、商標、企業秘密、特別なノウハウが含まれます。 知財法は技術的には国によって異なりますが、基本的な要素は共通しています。 履修生は、各知財と関連ビジネスの基礎を学ぶことができ、社会に出たときにここで学んだことを活用できます。 各知財を学んだ後、授業での学び及び自らの調査に基づいて、チームプレゼンテーションを行うことになっています。「著作権とビジネス」と「特許とビジネス」の2つのプレゼンテーションが既に完了し、もう1つ(チームにより「デザインとビジネス」又は「ブランド/商標とビジネス」)が予定されています。 コースの最後には、学生は、自らが選択した企業が知財をどのように活用しているかとそのビジネスモデルに焦点を当てて、チームで独自の調査を行い最終プレゼンテーションを行うことが期待されています。
本授業では、貧困を国際的視点及び国内の視点の双方からとらえる授業を展開している。まず、国際的な経済的な支配や従属関係の構造を捉えた従属理論を学んだ後、現代に続くその体現事例ともいえるチョコレートとバナナについて学んだ。ある日の授業では、映画「甘いバナナの苦い現実」を視聴したのち、フェアトレード商品を探索するフィールドワークをイオンにて実施した。以下はその授業実施後の学生の感想文の抜粋である。「講義だけでなく、実際に映像を見ることで実感が沸いた。バナナのプランテーションの実態を初めて見たが、農薬の空中散布による住民への被害は見ていて心が本当に痛んだ。また、農薬を散布する必要がない農園にまで風によって農薬が撒き散らされ、多大な被害を被っているという現状にも同情した。政府や自治体は住民の声を全く聞き入れないので、状況は一向に改善されない。フェアトレードの商品を見にイオンにフィールドワークに行ったが、とても楽しかった。産地やメーカーを意識して見たことが全くなかったので、新鮮だった。意外とフェアトレードの商品は少ないし、あまり目立たず、他製品に比べて値段が高いので、お客さんが買っている気配もあまりなかった。これから商品を買う時は、産地やフェアトレードか否かなどを意識して見てみようと思った。」 以上のように、本授業を通じて、学生の理論的理解が深まり、具体的事例の学習、フィールドワークを通じて、国際的および国内の貧困問題に対する総合的な理解とアクションへの動機づけが促進されている。
The topic of the “Independent Study” class I am teaching this semester is translation and multilingualism. What does the process of translation involve? How can we analyze and understand translation?
Today we live in an age of “globalization” and “multiculturalism”, in which we are surrounded by multiple languages, and many of us use multiple languages in our day-to-day lives. In this context, translation is a topic that deserves great attention. Students will eventually decide their own research topic for independent study.
In the English Language Teaching Methodology and SLA (Second Language Acquisition) classes, students are learning TESOL/SLA principles and theories to effectively implement them in English
この授業は国際学部独自のプログラムであるコンセントレーションパッケージの1つの「英語プロフェッショナル」の学生が履修する授業です。コンセントレーションパッケージとは大学での学修と海外の教育機関や企業、国際開発援助団体での体験を組み合わせたプログラムです。「英語プロフェッショナル」の学生は8月にオーストラリアのアデレードの大学附属語学学校で英語やオーストラリア文化に関する授業を受けながら、日本文化を紹介したり、現地での学校訪問を体験します。現地での学校訪問の準備として総持寺キャンパス隣にある、追手門学院中学校で2年生の英語の授業を12名で見学しました。 教科書の新しい単元の導入を見学した後、中学生がグループに分かれて中学校の施設に関するプレゼンテーションを作成するプロジェクトに大学生が助言を行いました。 以下が参加した大学生のレポートの一部です: 「今回の授業見学を通して、自分達が今まで触れてきた授業とは全然違ったもので多くの刺激をいただきました。先生は学ばせるという意識ではなく、一生に学んでいくというのが大事だと今までの授業で学んできましたが、どうしたらそれを実現させることが出来るのかあまりよく分かりませんでした。ですが先生の授業の感じからヒントを得られた気がします。先生になる事は本当に難しくて、大変だと思いますが、また自分の頑張るモチベーションになりました。」
グローバルな世界の中で様々な国の人たちと相互理解を深めるためには、世界が現在どのように動いているかを知る必要があります。例えば、今大きな問題となっているイスラエルとパレスチナの衝突について、皆さんはどれほどの知識を持っていますか。今学期の第2回目の授業ではこのイスラエル・パレスチナ問題を取り上げ、現状に至る歴史的な経緯を宗教や文化、そして政治面からリサーチをして事実をまとめ、その事実に対する自分の価値判断を加味したプレゼン資料を作成しました。特に宗教面で、パレスチナ人が信仰するイスラム教はキリスト教とともに、元を辿ればイスラエルの人々が信仰するユダヤ教に至ると言う事実は、学生にとって大きな発見でした。この授業を取っている学生はイスラエル・パレスチナ問題について、まるで「リトル池上彰」さんのように詳しく語れるはずです。
Our theme of this class is about Tourism and Hospitality. We are trying to investigate this field in terms of communication, foreign language usage, business
プロジェクトFは受講生16名(うち1名はこれから3カ月、アメリカ留学に出発します)のクラスで、これから5週目に入るところです。以下、クラス代表の宮崎遥平君に、これまでの授業の様子を報告してもらいました。 ****** プロジェクト研究とは3回生から始まる、少人数に分かれて活動するゼミである。私たちのプロジェクトFでは、世界の問題に目を向け広い視野を持つことを目標に、担当教員である小松先生の専門領域であるインド社会が抱える問題について、自分の考えを論理的に言語化し、効果的に対話する練習を行っている。毎回の授業冒頭では、クラス全体で、一週間で気になったインドに関するニュースについて発表し議論している。また、2回目の授業から班ごとにそれぞれ違うインドの州について調べ、そこで話されている言語から特色まで幅広く発表した。その中で、インド社会は、数多くの言語や文化がある興味深い国であるとともに人権問題や宗教問題などの多くの問題を抱えている国であることを学んだ。また、第一回のレポート(カースト制度について)作成を通じて、人権問題について考えただけでなく、資料を読み取とったり正しく文章を書いたりといった、今後の人生で必要な力を身に着けている。
OGU welcomes students from all backgrounds, and as such, the Faculty of International Studies is comprised of students from around the world who begin study
Global Studies 3 is a required course for all the students in the Faculty of International Studies, offered basically in the spring semester of their
アメリカ歴史・文化講義は4週目が終了した。今年は米国大統領選挙の年でもあるので、直近の授業では米国独立前後の歴史的な流れを学ぶ傍ら、今日の米国を語る上で欠かすことのできない「中央集権論」と「州権論」について、具体例を学生に挙げさせて考察した。 運転免許証のデザイン、自動車のナンバープレートのデザイン、刑罰(死刑制度の有無)の内容などが各州によって異なる事実をWebで調べて知るとともに、州単位でこのような違いが生じる理由を考察させた。その際に、日本の場合はどうであるかについても目を向けるように指示をした。日本の場合は米国と異なり、原則として(日本には州が存在しないので都道府県レベルでの議論になるが)都道府県が違っても自動車のナンバープレートのデザインは変わらず、都道府県ごとにユニークな運転免許証があることもない、ということを確認した。ご当地ナンバープレートなどの例外はあるが、おまけという要素が依然として強い。 さて、米国は独立にあたって、13植民地が緩やかに結束する。英国との独立戦争に勝利し、13州から米国はスタートする(星条旗の13本の横線がこの独立13州を意味している)。地理的・文化的に異なる「多様性」を持つ13州が各州独自のやり方を独立後も維持し続けることを選択したことが州権論の起源になる。対して、独立後に対外的な米国のかじ取りを担う中央集権的な連邦政府が整備される。独立当時は中央集権の象徴、大統領の権限は今日よりも遥かに小さかった。 時が経ち21世紀の今日、米国は世界のリーダーとして強大な力を発揮している。そのリーダーたる大統領が新たに決定するのは11月。他人事ではなく、国際人の一員としてその結果を見守りたい。
In the first quarter of this semester, students have acquired a foundational understanding of the multifaceted nature of international leadership, particularly the global implications and
・本授業では、世界の課題と地域の課題を相関的に捉え、身近な日常から課題解決を考える視座と当事者意識を養うことを目的としています。「持続可能な開発目標(SDGs)」を参照しながら、貧困、ジェンダー、Well-being(幸福)、子ども・若者・家族に焦点をあて、一人一人のWell-being(幸福)のために必要な課題を理解し、皆が生きやすいコミュニティや地域、国や世界を築くためにはどうすればよいかを議論します。 ・「貧困とは、豊かさとは何か」、「豊かに生きれないのはなぜか」、「だれもが生きやすい(Well-being)社会にするためにはどのような取り組みが必要か」、「社会的に排除されている人や、生きづらさを抱える人はどのような状況にあり、一人ひとりを包摂する社会の仕組みとはどのように実現可能か」といった、開発を考える上で重要な問いを具体的な事例を通じて考え、持続可能な社会を築くための提案や改善策を考え、議論します。 ・毎回テーマに沿った講義と、学生によるディスカッションやグループワーク、口頭発表などのアクティブラーニング形式で実施する。これらを通じ、国際社会で必須の発言力やプレゼンテーション力も向上させます。
In my class, I have taught the bases in the structure of English language. The main question is as follows: What is English Linguistics? The
I am actively working to establish a Business Intensive Course on an online platform (utilizing our existing Learning Management System). The goal is to enhance
In the second week of class, we spent the entire period talking about Knowledge and Knowing and how, because “you don’t know what you don’t know,” it can be difficult to be aware of possibilities and learning opportunities.
We talked about the philosophical description of knowledge as a justified true belief:
Justification: there must be evidence or something that supports the belief.
Truth: the belief must be true.
Belief: the individual must actually believe it is true.
This is important because people can display knowledge/have the correct answer for the wrong reasons. While the philosophical nature of these topics can be difficult to grasp, concrete examples were used to illustrate what we were talking about.